旅の準備★必須!高山病対策にダイアモックス
2016/02/27
ペルーへ行くなら高山病対策をお忘れなく!
ペルー南部は標高が高い地域が多く、
クスコやプーノ(チチカカ湖のある街)は標高3000m以上。
標高2000~4000m以上の高地では、
どんな人でも高山病の症状に見舞われる可能性があります。
病状が悪化すると動けないなんてことにもなるので、
高山病対策はしっかりしていきましょう。
ペルーの標高図
赤字のクスコ、プーノあたりは高山病にかかるリスクが高い街↑
富士山クラスの高い山の頂上付近に
飛行機やバスで短時間で行けてしまうのですから
身体が不調になるのも無理はありません。
富士山に登っても全く高山病にならなかった私でも
クスコではずいぶん気分が悪くなりましたし、
高山病で苦しんでいる方にも数人出会いました。
せっかくの旅を楽しむためにも
高山病対策は大切なんです。
高山病の予防方法
高山病の予防薬を持参する
高山病に効く薬は3種類ほどあるそうですが、
ダイアモックスという薬が有名です。
日本国内で処方してくれる病院があるので
現地で入手する自信がない人は
用意しておくといいでしょう。
ダイアモックスとは
高地に上がる前に飲んでおけば高山病を防止することができる薬。
症状が現れてからでも服用すればすぐに改善されます。
高地に行く前日から1日2回の服用が効果的。
ペルーでは普通に薬局で買えますが
日本国内では薬局での取り扱いがないため、
医師の診断と処方箋が必要です。
私は旅に出る前に、大阪の四ツ橋診療所さんで
処方していただきました。
予約不要、即日処方OK、薬代込で3000円(2012年8月当時)。
陽気な先生と看護師さんに
「気を付けていっておいで~」と送り出していただきました。
ちなみに料金ですが、病院によってかなり開きがあるようです。
実はもう1件問い合わせた病院があったのですが、
診察代だけで1万円、しかも即日処方はできないと言われたので
行くのをやめました。
飛び込みで行く前に、まずは問合せてみることをおすすめします。
高地に行ったらまず休息
旅先だからと無理してすぐに出かけないこと。
まずはホテルでゆっくり休んでからでかけましょう。
点滅信号をあわてて渡るなんてもってのほか。
息が上がりすぎてびっくりしますよ。
食べ過ぎ、飲みすぎ、熱いシャワーに注意
血行を良くしすぎるとかえってよくないので
なにごとも控えめに。
水分をしっかりとる
利尿作用を高めるために水分補給が大切。
ホテルにはコカ茶などが用意されていることが多いので
まずは一服しましょう。
↑高山病にいいというコカ茶。
クスコのホテル「MIDORI」では飲み放題でした。
高山病にかかったら
まずは部屋で安静に
横になると呼吸数が少なくなってかえってよくないので
ゆったりイスに座って
深く呼吸をするようにしましょう。
可能なら低地へ移動
どんなに症状が重くても
低地へ行くとあっさり症状は回復します。
標高3399mのクスコで全く動けなかった方が
標高2400mのマチュピチュでは元気に動いていたりします。
私もクスコでは食欲がなかったのに
マチュピチュに行くと急に元気になりました。
高山病が心配な方は
はじめからクスコ観光はあきらめて
直接マチュピチュへ向かうということも
選択肢にいれておいたらいいかもしれません。
症状が悪化したらホテルのスタッフへ
高山病の宿泊客対応には慣れているので
いろいろ助けてくれるはず。
日本大使館や領事館が近くにあれば電話して
よい医者を紹介してもらうのもいいでしょう。
高山病にかかりやすいかどうかは
行ってみないとわかりません。
上記の予防策を全て行いましたが、
それでもクスコでは食欲がなく
少し気分が悪くなりました。
もし、なにも対策をしていなかったら
どうなっていたことか…。
行ってから後悔するより
しっかり事前に備えをして旅を楽しんでくださいね。